政局
いよいよですね。総選挙。
やはり麻生首相は、就任直後に仕掛けるべきでした。
今となっては、皆様のご想像通りの結果となる公算が「大」ですからね。
どちらが良い悪いではなく、今の政治(家)が悪い。
今が悪いから、別の選択肢を選ぶ。
もしかしたら、何かが変わるのではないか…。
少なくとも変える努力はするだろう。
…くらいの感覚が、国民の大勢を占めているのだと思います。
麻生さんは、よく「解散の決断は、しかるべき時期に私がします!」と繰り返していました。
それは当たり前の話しですが、「しかるべき時期」の判断がつかなかったのか、気が付かずに通り過ぎていったのでしょうね。
少しくらい気が付くのが遅れても、「えい、やっ!」で決断できたのに、なぜ出来なかったのか?
それは、本当に解散するという「覚悟」ができてなかったからではないでしょうか。
私たちの仕事でもそうですが、何かをしようとする時は、まず「覚悟」が必要です。
何事にもタイミングというものがあり、「今」と言う時に即行動するためには、普段からスタンバイ状態の「覚悟」がないとできません。
ただ、麻生さんの気持ちも分かるところはあります。
夢にまで見た「総理大臣」というポジションを、少しの間楽しみたかったのでしょうね。
本来ならば、自分にまでお鉢が回るとは思っていなかったのに、周りから担がれてなってしまった。従来ならば、もっと多数派の派閥から選ばれていたわけですから。
選挙のためにと選ばれたはずなのに、「自分は首相になるべくしてなった。」と勘違いしてしまったのですね。
もちろん、なれるべきブランドはお持ちだったかも知れませんが、周りはそれを選挙に利用しようとしただけだったことを理解していなかった。
自分が果たすべき「責任」よりも、手にしてしまった「権力」のほうばかりに目が行ったように思えます。
ただただ、総理大臣になった自分が好きなんでしょうね。
麻生さんは。