進退騒動
政界はいうに及ばず、角界も慌しいですね。
横綱の進退が懸念される一方で、危ういと噂された貴乃花親方が理事に当選。
すぐに変化はないでしょうが、新しい風を呼び込む良い機会となるでしょう。
毎週のように駅伝やマラソンが開催され、明日からはA代表のサッカーも始まりますし、冬季オリンピックの開幕も間近です。
プロ野球のキャンプもスタートしました。
スポーツ好きには仕事そっちのけで、ソワソワ気分の毎日が続きそうですね。
が、しかし、
肝心の我々庶民の生活は、いっこうに上向く気配がありません。
新聞には、「利益○○億円!」「前年同期比○○%アップ!」など、企業主体の記事ばかり。
実際は、経費節減(リストラも含めた)や、開発費(設備投資)圧縮など、純プラスの要因ではない数字ばかりが踊っています。
小売市場の減少はモノの価格を押し下げ、どの業種においても利益を増大させる要因などありません。
政治家(与党に限らず)は、経済を回復させる術があるなら「ある!」と言ってほしいし、速やかにその対応にかかるべきです。
それが例え増税であっても。
逆に「対応策がない!」または「解からない!」なら、それはそれで素直に国民に言うべきです。
こんな社会情勢の中で、心置きなくスポーツ談議に花を咲かせる気分には程遠いものがあります。