計
古代より当たり前のことになっていますが、人は年次で括って物事を進めています。
時の流れは年が変わろうとも急に何かが変わるものでもないのに、人は「変わって欲しい」願望や「変わるであろう」という根拠のない願望を持つものなのでしょうか。
圧倒的な勝利で政権が交代したからといって何故か円安や株高傾向になってしまうのも、その表れなのかも知れませんね。
2013年も早1ヶ月が過ぎようとしていますが、私も通例通り年初には「今年こそは・・・」なんて思案したりもしました。
とは言え、毎年思惑通りにコトが進んだためしもなく、絵に書く餅もより現実的で代わり映えのないものへと定着しているような気がします。
経済的な環境も、誰がどう見ても行き詰まり感は否めず、方向性はどうあれ何らかのドメスティックな明治維新的な変革が求められる気運は誰しも感じているように思います。
書籍などにも新渡戸稲造の武士道や孔子の論語など、プリンシプルな精神論的なものが目につくようになり、大河の八重の桜にしてもそういった風潮の影響が感じられます。
これらの風潮がどのスパンで繰り返されるか分かりませんが、人の営みとは懲りもせず繰り返しの歴史を辿っているのだなぁ~なんて思う今日この頃です。
未来の歴史学者ならともかくも、今の人生を現在進行形で進む自分たちには残された時間には限りがあり、不確定な結果を憂う暇があるなら、「今」を真剣に考えることに集中せよ!と自分に言い聞かせろよ!ということになりそうです。