第3回 ベストマッチ?
最新の洗濯機には、水を使わずに除菌したり、足元から温風が出てきたりと、今まででは考えられない機能が搭載されています。
節水効果が高い「横ドラム式」(ななめドラムも)は、今や当たり前となり、新しく買い替えられる洗濯機の6割強を「横ドラム式」が占めるほどまでになっています。
性能に比例して洗濯機本体の大きさは逞しくなり、重量が100キロ近くになる製品も珍しくありません。
下の写真の機種は比較的スマートなタイプで、一見すると64センチ角の防水パンの上にキレイに収まっていますね。
しかし、よく見ると「防水パン」と左右の仕切り(向かって左側は引戸)に約3センチづつのスキマを取っているのが分かります。
もし、ご自宅の洗濯機置き場の左右に壁や仕切りがある仕様で、
64センチ角の防水パンが置かれていれば確認してみて下さい。
おそらく殆どのご家庭では、スキマなくピッタリと防水パンが設置されていませんか?
そうなんです。。。お使いの機種にもよりますが、
今の洗濯機の設置場所には、左右はもちろん前後も、そして洗濯機の下にも余裕のスペースなど全く無い状況が当たり前なのです。
ここの物件のように、最近のマンションは多少の余裕(…とまでは言えませんが)を取る設計になっているようです。
ただし、最新の洗濯機を買ったのはいいけれど、洗面所の入り口を通らない!なんて笑い話にもならない状況は、実は珍しくないのです。
<あまり知られていないマンション生活のトラブル・その2>
新しく洗濯機を買う時は、防水パンのサイズだけでなく洗面所入り口の開口部と廊下の幅を事前に計って行きましょう!