第8回 連結
いくつかある他社製の「かさ上げ台」の多くは、一つ一つの台が独立した箱状のタイプです。
形状や材質も様々ですが、パンの四隅に置くだけで、洗濯機を上げる機能しかありません。
ご存知のように洗濯機を使用すると(特に脱水時)かなり大きな振動が発生します。
最新の機種には振動を小さくする工夫をした製品もありますが、衣類が
ドラム内で片寄った時などは、それなりの揺れは免れません。
あるメーカーの「かさ上げ台」は、振動によって独立した「台」が移動してしまうことが分かり、今では市場で見ることはなくなりました。
また別のメーカーでは、「台」を両面テープで固定する工夫をしたものもあります。
写真のように、当社の製品も基本的には4つの独立した「台」で構成されています。
ただし、それら全ての台を下の写真のように「連結部品」を使い、完全にビス固定することで対応しています。
こうすることで4つの「台」の位置関係が決まり、洗濯機の振動によって単独で「台」が移動することもありません。
振動による「台」の単独移動は、洗濯機の転倒を引き起こす危険性もあります。
また両面テープによる固定も、水回りでの長期使用には不向きな面もあります。
確実に4つの台を連結することで、安心して皆様にお使い頂ける製品となっております。
<あまり知られていないマンション生活のトラブル・その5>
不特定多数の人が同じ建物に暮らすわけですから、思わぬ問題がもちあがることも。
毎月支払う「管理費」は、管理会社を通じマンション生活の維持管理に当てられる大切なお金です。
たまたま銀行引き落としに間に合わなかった…くらいは誰にでもありえることですが、理由はともかく、今管理費の滞納で困っている管理組合が多くあると聞いています。
その割合が高いと管理業務に支障をきたす恐れも出てきますし、何より住人の方々での不公平感もつのるばかりですよね。
私もマンション住まいを始めて28年が経ちました。(3物件)
比較的小規模な物件ばかりでしたし、住人の方々にも恵まれていましたので、幸いにもこのようなトラブルに遭遇した経験はありません。
最高裁において「滞納管理費は5年で時効」という判例が出ています。(04年4月)
問題が長期化する前に、管理組合や理事会としての対応策をしっかりと講じて、「住み良い住環境は自らが守る!」という自主管理の精神を再認識する必要があると思います。